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女優
第3章 本当の本番

「あんたが思っている以上に
俺達は女優さんを大事にあつかうさ
もちろん、ピルを飲んでて
本生OKという女優もいるがね」

愛子のアソコを濡れオシボリで
丁寧に拭いながら男優はそう言った

だけど、これだと俺は
発射できないから蛇の生殺しだけどねと笑った。


もう少しテープがあれば
口の中か顔射で俺もスッキリできたんだがなと
悔しがった。

「はい、それでは撤収!」

お二人さんはシャワーして
身支度が済んだら帰ってくれていいよと
捨て台詞のように言い放つと
さっさと部屋を出ていった。

マネージャーも
「監督、どうぞ今後ともよろしく」と
小判鮫のように後を追いかけて出ていった


「男優さんもつらい仕事ね」

まだカチカチのままのペニスを
指でなぞりながら愛子は言った。

「そう思うんなら
ちゃんとゴムをつけるから
もう一度お相手してくれないかい?」

冗談まじりだったのだろうけど、
愛子は
「優しく抱いてくれるならいいわよ」と応じた。

では遠慮なく。
そう言いながら男優は愛子に抱きついてきた。
抱かれながら愛子は
次のお仕事はいつかしらと期待し始めていた。



第一部 完

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