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女優
第9章 温泉ルポ
愛子の視線に気づいたのか
「すまん…俺、こういう撮影初めてだから
なんだか興奮しちまって…」
そんな言い訳しながらバスタオルを腰に巻いた。
「おいおい、近藤くん。
恥ずかしがっていてどうする
女の裸を見て勃起するのは
自然の道理ってもんだ」
監督がそう言いながら
勃起したペニスを隠そうともせずに
これ見よがしにちんぽをシコシコさせた。
隙を見せれば襲われそうな雰囲気だったので、
愛子は慌てて湯船に飛び込んだ。
「愛子ちゃん、マナーがなってないねえ
かけ湯は常識だよ」
男たち三人組は桶で湯をすくい、
下半身に湯を掛けた。
しかも今から本番をする男優さんのように
念入りにペニスを湯ですすぐ。
このまま湯の中で
男三人に取っ替えひっかえ
輪姦されてしまうのかしら
そう思わずにいられなかった。
だが、それは愛子の杞憂に終わった。
勃起させて興奮しながらも
監督は愛子にポージングや
表情の注文をてきぱきと指示を出した。
カメラマンの近藤も監督に振りまわされながら
ハンディカメラで愛子をファインダーに収めた。