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女優
第9章 温泉ルポ

「ここの泉質とかご存知ですか?」
「そんなもの知らねえよ
だが、若返るってのかな?
ここの湯に浸かると元気になるんだよ」
うまく話を聞き出せたので
監督は満足げに肯いた。
そして、さあ、背中でも流してやれとばかりに
タオルを愛子に渡した。
「ここでこうして逢えたのも何かの縁ですし、
お背中を流させて下さいね」
そう申し出るとオヤジは嬉しそうに
「そうかい?悪いね~」と言いながらも
愛子に身を委ねた。
背中を流しながら
「ここにはよく来られるんですか?」
と問いかけると
「ああ、隣県だからね
ここは若返りの湯だから
女房も喜んで来させてくれるんだよ」
「あら?若返りなら
奥さまも連れて来られてるんですか?」
「若返りと言っても
美肌とかそう言うのじゃないからね…
ここが若返るのさ」
オヤジはそう言って
クルリと向きを変えて愛子に正対した。
ほれ、ここさ。
そう言ってオヤジは股間を指差した。
還暦近いであろうオヤジであったが、
ペニスは元気よく天に向かってそびえ立っていた。
『まあ…すごいわ…』
愛子は思わず見とれてしまった。
「愛子ちゃん、前も洗ってあげなよ」
監督が催促する。
「えっ?」
戸惑う愛子にお構いなしに
「そうかい?悪いねえ」と
オヤジは愛子の前で仁王立ちになった。

