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女優
第10章 若女将登場&筆下ろし

ピリピリしたムードを
「あらあら、ずいぶん賑やかね~」と

若女将の涼しい声が場を和ませた。


「待ってました!若女将!!」

男客から歓声が上がる。


見れば、かなり際どい水着姿の若女将が
ヘチマを片手にこちらへやって来る。

「若女将さん!?」

愛子が驚いて声をかけると、

「これが当旅館の裏メニュー、
お背中流しサービスなの」

と微笑みを浮かべながら答えた。

「まあ、背中だけじゃないけどね」

一人の客がそう言うと、
若女将は人差し指を口の前に立てて
それ以上は喋らないでねと言うポーズをした。


「おっと、いけねえ…
あんまり口外しちゃあ若女将の身が持たねえか」
そう言ってガハハと笑った。

「この裏メニューのサービスが若返りの秘訣さ」

ザーメンを噴出させてしまったちんぽを
洗いながらオヤジが呟いた。


「若女将、おやっさんは
若い女優さんに抜いてもらったんだぜ」

若い男の客が前を隠そうともせずに
勃起したペニスを若女将に見せつけながら
そう言った。

「じゃあ、徳さんはサービス終了ね」と
若女将は冗談っぽく笑いながら言った。

「そりやあないよ~」

年甲斐もなく徳さんと呼ばれたオヤジは
ふくれっ面をした。

「冗談よ…さあ、皆さん、
仲良く並んで座って下さいな
スタッフさんもよければどうぞ」

若女将に促され、
男たちは行儀よく洗い場の腰掛けに尻を落とした。


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