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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第10章 花守乙帆 39歳⑧愛され拘束妻

テレビを消した部屋で、海鳴りのどよめきだけが、かすかに響いていた。
入り日の強い茜色の光がサッシから射し込み、座敷に深い影が落ちつつあった。
これ以上なく静かな一日の終わりである。ふいに乙帆が佐伯の中で目を覚ました。
何を思ったのか、はっとした顔で佐伯の方を見ると、一気に頬を赤らめ、その首にかじりついてきた。
「あーっ!…ごっ、ごめんなさい…!」
あまりにも急な動作で佐伯は、反応できなかった。ただただ、呆気にとられてしまった。
「いつの間にか、眠ってしまっていました…」
「いいですよ。今日は乙帆さんのオフです」
佐伯は微笑んだ。今のしがみつき方、なんと言うか身に覚えがあった。もしかしたら乙帆は、夢の中でも佐伯とセックスしていたのかも知れない。
「何か夢を見ていたんですか?」
佐伯がずばり尋ねると、乙帆は少し狼狽えた。
「それはっ…何でもないです。忘れてください…」
困り顔をする乙帆を見ると、佐伯のサゾの虫が疼いたが、今はエロ責めをするような時間ではない。
「思い返すだけで、顔が熱くなっちゃいます。今日はずっと、佐伯さんと…あんなエッチなことを…」
佐伯が黙っていると、乙帆自ら語りだした。かなりハードなプレイの連発だったが、身体が疲労しただけで目覚めた乙帆は、満ち足りた優しい顔つきである。
「どうでしたか?すっきり出来ましたか?それとも、後悔してますか?」
佐伯が聞くと、乙帆は柔らかな笑みをみせてうなずいた。
「すっきりしましたし、後悔もしていません。…でもわたし、驚いてしまって」
「驚いた?」
「はい…自分がこんな、ふしだらな女だったなんてショックでした。…亡くなった主人の佐伯さんに頼んでしてもらったとは言え、男の人に虐められて、こんなに感じるようになってしまうなんて…」
入り日の強い茜色の光がサッシから射し込み、座敷に深い影が落ちつつあった。
これ以上なく静かな一日の終わりである。ふいに乙帆が佐伯の中で目を覚ました。
何を思ったのか、はっとした顔で佐伯の方を見ると、一気に頬を赤らめ、その首にかじりついてきた。
「あーっ!…ごっ、ごめんなさい…!」
あまりにも急な動作で佐伯は、反応できなかった。ただただ、呆気にとられてしまった。
「いつの間にか、眠ってしまっていました…」
「いいですよ。今日は乙帆さんのオフです」
佐伯は微笑んだ。今のしがみつき方、なんと言うか身に覚えがあった。もしかしたら乙帆は、夢の中でも佐伯とセックスしていたのかも知れない。
「何か夢を見ていたんですか?」
佐伯がずばり尋ねると、乙帆は少し狼狽えた。
「それはっ…何でもないです。忘れてください…」
困り顔をする乙帆を見ると、佐伯のサゾの虫が疼いたが、今はエロ責めをするような時間ではない。
「思い返すだけで、顔が熱くなっちゃいます。今日はずっと、佐伯さんと…あんなエッチなことを…」
佐伯が黙っていると、乙帆自ら語りだした。かなりハードなプレイの連発だったが、身体が疲労しただけで目覚めた乙帆は、満ち足りた優しい顔つきである。
「どうでしたか?すっきり出来ましたか?それとも、後悔してますか?」
佐伯が聞くと、乙帆は柔らかな笑みをみせてうなずいた。
「すっきりしましたし、後悔もしていません。…でもわたし、驚いてしまって」
「驚いた?」
「はい…自分がこんな、ふしだらな女だったなんてショックでした。…亡くなった主人の佐伯さんに頼んでしてもらったとは言え、男の人に虐められて、こんなに感じるようになってしまうなんて…」

