パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 藤月美咲 26歳アニメ声のおねだり妻

「佐伯さんといけないことしたくて、また来ちゃいました…」

　どこか、舌足らずな甘ったるいアニメ声で囁かれると、むしろ艶かしい。

　ホテルの部屋に入るなり、靴を脱ぐまもなく、玄関で抱きつかれた。ところ構わずキスを求めてつき出すアヒル口といい、上目遣いの視線といい、同性なら「あざとい」と言うところだろうか。

【会員番号146 藤月美咲】

　シックな黒の薄手のブラウスに、膝下丈の白いタイトスカート。濡れるような長い黒髪を襟足で束ねて、白ユリの飾りのついた大きなリボンで結ってお下げにしている。それが今日の美咲だ。

　ポニーテールにしてもえらが張らない小顔に、涙型した垂れ気味の大きな瞳。控えめな唇に対してしっかりと縦に通った鼻筋。これでもまだ、全体的にあどけなさすら感じさせる顔立ちだ。

　二十六歳の人妻とは信じられない。しかも、旦那とセックスレスの丸三年。まるで人妻ものAVの設定そのままだ。