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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第2章 藤月美咲 26歳アニメ声のおねだり妻

「うー…幸せぇ…」
笑窪の出る口元とアニメ声で甘えてきた美玲を急に抱きしめて、左の耳たぶを軽く噛む。美玲の背筋が強張った。耳の穴に唾液を含ませた舌を突っ込んでかき回したあと、佐伯は熱い吐息を吹き込んだ。
「今日は美咲のいやらしいとこ、沢山見せてね」
文節を刻むように、佐伯は言った。その言葉が、美咲のスイッチなのだ。
美咲は佐伯に囁かれた途端、身体を急にほどけさせた。今、抱き止めてやらなければ、へなへなと腰が砕けてしまっていたろう。
日常の虚飾で固められた美咲の何かが、身体から抜けていく。今まさにその瞬間に立ち会えている。そう思えるのが佐伯の幸福であった。世の中に大人の女性の幸せそうなため息ほど、心安らぐものはない。
「まずシャワーは、浴びなくていいよ」
肘掛け椅子に白い肩かけバッグをおいた美咲の動きを制するように、佐伯は声をかけておく。
初回もそうした。シャワーは二度目のセックスのあとだ。拒否されればあえて強いない要求だが、初対面から喜んでその辱しめに乗った美咲に、佐伯は今夜はいいセックスになる予感がしたものだ。
「えへへ、また、色んなとこ舐めてくれるんですかあ…?」
口元を隠してはにかむ美咲に、佐伯はためらわずうなずいた。
「美咲のエロい匂いと味を、ナマで楽しみたいからね」
かなり露骨なことを言っても、美咲は恥ずかしそうに笑うだけで受け止めてくれる。
今、急に名前呼び捨てに切り替えたが、それにも表情を綻ばせていた。三つ年上の旦那は普段からそっけなく、ベッドでも時間をかけて愛撫などはしてくれないらしい。
美咲は荒々しい自分への扱いに、男性を感じる傾向があるようだ。三つ上の旦那を選んだのも、それがある意味では決め手だったと言える。
会社の先輩だった夫は元サッカーの選抜ユースで、体育会系の体格と体力が自慢の男だ。セックスも絶倫そうに見えるが、愛撫が飽きっぽく、挿入の方も先に勝手に果てて止めてしまう。
結婚して一年、彼が配置替えで忙しくなったこともあり、美咲との夫婦生活はなし崩しに疎遠になっていったのだそうな。
生活上は、全く不足のないと思える夫婦の間にも、何かしらの不満が生まれる。特にセックスの相性の不一致と言うのは、一見、問題なく夜の営みを行えていると言う夫婦の間でも、中々表に現れないだけに深刻な問題なのだ。
笑窪の出る口元とアニメ声で甘えてきた美玲を急に抱きしめて、左の耳たぶを軽く噛む。美玲の背筋が強張った。耳の穴に唾液を含ませた舌を突っ込んでかき回したあと、佐伯は熱い吐息を吹き込んだ。
「今日は美咲のいやらしいとこ、沢山見せてね」
文節を刻むように、佐伯は言った。その言葉が、美咲のスイッチなのだ。
美咲は佐伯に囁かれた途端、身体を急にほどけさせた。今、抱き止めてやらなければ、へなへなと腰が砕けてしまっていたろう。
日常の虚飾で固められた美咲の何かが、身体から抜けていく。今まさにその瞬間に立ち会えている。そう思えるのが佐伯の幸福であった。世の中に大人の女性の幸せそうなため息ほど、心安らぐものはない。
「まずシャワーは、浴びなくていいよ」
肘掛け椅子に白い肩かけバッグをおいた美咲の動きを制するように、佐伯は声をかけておく。
初回もそうした。シャワーは二度目のセックスのあとだ。拒否されればあえて強いない要求だが、初対面から喜んでその辱しめに乗った美咲に、佐伯は今夜はいいセックスになる予感がしたものだ。
「えへへ、また、色んなとこ舐めてくれるんですかあ…?」
口元を隠してはにかむ美咲に、佐伯はためらわずうなずいた。
「美咲のエロい匂いと味を、ナマで楽しみたいからね」
かなり露骨なことを言っても、美咲は恥ずかしそうに笑うだけで受け止めてくれる。
今、急に名前呼び捨てに切り替えたが、それにも表情を綻ばせていた。三つ年上の旦那は普段からそっけなく、ベッドでも時間をかけて愛撫などはしてくれないらしい。
美咲は荒々しい自分への扱いに、男性を感じる傾向があるようだ。三つ上の旦那を選んだのも、それがある意味では決め手だったと言える。
会社の先輩だった夫は元サッカーの選抜ユースで、体育会系の体格と体力が自慢の男だ。セックスも絶倫そうに見えるが、愛撫が飽きっぽく、挿入の方も先に勝手に果てて止めてしまう。
結婚して一年、彼が配置替えで忙しくなったこともあり、美咲との夫婦生活はなし崩しに疎遠になっていったのだそうな。
生活上は、全く不足のないと思える夫婦の間にも、何かしらの不満が生まれる。特にセックスの相性の不一致と言うのは、一見、問題なく夜の営みを行えていると言う夫婦の間でも、中々表に現れないだけに深刻な問題なのだ。

