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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第3章 花守乙帆 39歳①特濃フェロモン妻
「これはまだ、脱がなくて良かったですか…?」

 乙帆は佐伯の指示通り、白い肌襦袢一枚になった。

「すごいな…」

 佐伯は声を喪った。

 その姿はまさに、肉感的すぎるかぐや姫、と言った感じである。黒髪も雪肌も煙るような光沢を帯びて、若い女性には決して出せない女の脂が乗った艶かしい色気を放っている。

 実を言うと前回は洋装だったので、この贅沢は味わえなかったのである。女将だけに普段は和服と聞いて、訪問着を着てくるように頼んだのが正解だった。

 襦袢の上から、はち切れそうな膨らみを佐伯はさすってみた。和装の胸は平らな方が良いため、膨らみを抑えるものだが、乙帆のそれは布を巻いた程度で隠れるようなボリュームではない。

 たわわに実りすぎて、いっそ垂れかけたバストの柔らかさは、指がどこまでも沈みそうに思えるほどだ。言ってみれば羽二重餅の、あのソフトすぎる柔らかさである。

 佐伯は襦袢の袂を割った。ぶるんと飛び出た巨乳の乳輪と乳首は目を見張るほど大きく、黄身が溶けた目玉焼きのような楕円形、くずれているのが逆に劣情を煽る。

 色は素肌の境目の薄い桃色だ。汗で蒸れた乳肉は、息詰まるような甘さで、生臭いほどのミルク香が乙帆の汗の酸味に混じって露骨なほどに生々しい。

「ああん…おっぱい蒸れてるから嗅がないで…」

 襦袢の中は、蒸れ蒸れのフェロモンの宝庫だった。未処理の腋毛にも鼻を埋め、佐伯は熱く湿った乙帆の体臭を堪能した。

「腋毛もずいぶん生やしてきたね」

 指摘すると乙帆は、かぐわしい息を弾ませて応えた。

「ずっと和装ですから、誰にも気づかれなかったです…でもアア…佐伯さんに見られるの恥ずかしい…」
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