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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第3章 花守乙帆 39歳①特濃フェロモン妻
「アア…こんなのだめ…すごい…!」

 乙帆もまた、夢中になって嫌がるのも忘れている。佐伯が刺激するたびに腰を小刻みに持ち上げたり、肉厚の身体をのけ反らせたりし、白いあごを見せて息を弾ませた。

 そのたびに振り乱した黒髪からは、甘く湿っぽい芳香がばらまかれた。

 そんなことをしていくと収縮に合わせて、膣口からはどろっと透明な愛液が、断続的に吐き出されてくるようになってきた。

 花の香りを含むその蜜を、佐伯は存分にすすり上げ、舌を出し入れして奥を掻き回した。

「舌なんかでそんなっ…ああああーっ!」

 鼻の頭を乙帆の愛液まみれにした佐伯はさらに、巨大な尻を持ち上げさせ、色素の薄いピンク色のアナルにまで舌を這わせた。

「いやっ、いやあーっ!お尻の穴は!お尻だけは!そこはだめっ…汚いです…!」

 アナルには縮れ毛一本生えていなかったが乙帆はここへ来る前、どこかで用を足してきたのか、表面はかなり、生々しい臭いがした。

「もっと、力を抜いて」

 歯を食いしばって嫌がる乙帆の肛門を、佐伯は中まで舌で探り回って味わった。

「くっ…舌が、熱いの…」

 あえぐ乙帆に合わせて括約筋がきゅっ、きゅっ、と舌を締め付けてくる。

 つるんとした肛門粘膜からはえごい甘みが、はっきりと感じられた。

 両手で顔を覆って乙帆は、生まれて初めての羞恥に身を震わせ続けた。

「美味しかったよ」

 と言うと、乙帆はそのままの姿勢でかぶりを振り続けた。

「もうっ、いやです…佐伯さん、そんな汚いところばかり舐めて…いやらしいこと言わないで!こんなの、ひどすぎますっ…!」

 前回は乙帆が恥ずかしがりすぎて、愛撫に手間をかけられなかったが、前も後ろもニオイと味を堪能できて、今回は大満足だ。

 だがまだまだ、実際に交わると乙帆は男への羞恥が勝ってしまうらしい。

「乙帆さん、そろそろ入れたいです。準備をしてもらえますか?」

 何度か話しかけてやっと顔を上げた乙帆の目は、涙で潤んでいる。

「フェラチオは出来そうですか?」

「はい…得意じゃありませんけど…佐伯さんがして欲しいなら…します…がんばります…」

 乙帆は鼻をすすり上げながら、小さく何度もうなずいた。
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