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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第5章 花守乙帆 39歳③羞恥責め肛虐妻
「そうだ、昨夜のエロ動画見せてあげようか。そしたら、残りの二人も納得するだろ」

「いやーっ、もうっ…どうしたら許してくれるんですか…?」

 乙帆がついに音を上げたのをみて、佐伯は意味深な笑みを浮かべた。

「そうだ、何でもしてくれるんだっけね?」

 佐伯が念を押すと、乙帆は怯えた顔になった。

「大丈夫ですよ、そんなに怖がらなくても。…それより、せっかく旅行に来たんですから、美味しいご飯を食べましょうよ」

 くるくると、佐伯は声音を変え話題を変え、乙帆の心を弄ぶ。乙帆は翻弄され、変態的な命令にも従いやすくなる。緩と急が羞恥責めにも必要なのだ。


(それにしても、こんな綺麗な人だったっけ)

 佐伯は内心驚いていた。フェロモン分泌が、細胞レベルで乙帆を活性化しているのか、はたまた男性である佐伯が濃密なフェロモンにあてられて、倍増しに乙帆が魅力的に思えているのか。

 朝日の入り込むビュッフェで朝食を食べる乙帆は、思わず見直してしまうほど美しい。

 黒髪も雪肌も、潤いきってツルツルなのである。さらには薄い浴衣地を押し上げて、垂れかけていたはずのバストもヒップも、きゅっと張り切っている。

 今、乙帆の女盛りが、匂いすぎるほど満開に咲き誇っていると言っていい。

 こうして差し向かいに顔を見ていても、紗がかったような眼差しやリンゴのように色づいた豊頬も、しどけないとしか言いようがない。

 驚くべきことに、乙帆はエロ責めすればするほど、綺麗になっていくのだ。

 それが佐伯のひいき目でない証拠に、ビュッフェで食事をしていると、本当に何人もの男性客が乙帆を見て振り向く。中には不自然に後をついて来るものさえいる。

 残り香がまた、たまらないのだろう。よく見ると、鼻を鳴らしている男たちはみんな、前屈みだ。

「…乙帆さんで朝から勃起してる男たちがいるよ」

「そんな…うそです…!」

 耳元で囁いてやると、乙帆は泣き笑いのような表情を浮かべた。

「嬉しい癖に。…皆、あなたにハメたがってますよ。今日は飢えてる男たちにサービスする日にしましょうか?」

「いっ、いやっ!…それだけは許してえ。佐伯さん、わたし知らない男の人となんて嫌…」

 何でもすると言った手前、佐伯が命令しかねないと思ったのか、乙帆は本気で嫌がっているようだった。
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