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陽炎日記
第4章 シスターいずみ
 乳首を弄る指に少し力を込めると痛みの恐怖を思い出したのか
 「好きです!オッパイ揉み揉みされるの好きです!」
 素直に答える。
 そう、認めればいいのだ。体裁だの禁忌だの羞じらいだの全てを忘れて唯唯快楽だけを求めればいいのだ。
 耳朶を唇と舌と息で弄びながら毒の言葉を流し込み続ける。耳腔から入った毒は鼓膜を揺さぶり脳を痺れさせる。
 もはや正常な判断力をなくしたいずみは俺の誘導に従って修道女らしからぬ言葉を紡ぐ。
 修道院という温室で育ったせいか性的な知識も語彙も貧弱だったが1つ1つ噛んで含める様に教えてやると乾いたスポンジが水を吸い込む様に貪欲に覚えていく。
 聖女を堕落させる。こんなに楽しい遊戯はない。興奮し過ぎて痛い程固くなり臍に当たらんばかりに天を衝く肉棒をいずみに握らせる。
 乾ききった二人の体液で汚れ異臭を放つそれを小さな手で握らされても嫌悪感も抱かず
 「アァ~、熱い!」
 と言葉を漏らす。
 「これが何か判るな?」
 「オチンチン。」
 譫言の様な返事を訂正する。
 「それは幼稚園のガキのオシッコをする道具の名前だ。俺のは女を悦び哭かせるチンポだ!」
 「チンポ。悪魔のチンポ。」
 上手に言えたいずみの手の上に掌を被せ肉棒を2、3度扱いてみせれば掌を離した後もぎこちない手付きで扱き続ける。
 「気持ち良いぞ。」
 心など欠片も籠ってない言葉だったがいずみは誉められて自信を持ったのか手の動きに熱が入る。
 自分の手の中で脈動する肉の凶器を珍獣のように興味深気に見詰めている目は蕩け膝がモジモジと動き頬が紅潮している。明らかに発情している。
 次の段階に進むか。
 「あ!」
 俺が立ち上がるといずみは小さな悲鳴を上げた。手の中に有った玩具を取り上げられ拗ねた様に睨んでくる。余程チンポが気に入ったようだ。
 心配するな。
 腹の中で嗤いながらベンチに座るいずみの前に仁王立ちになり可愛い鼻先にチンポを近付ける。
 荒い鼻息が亀頭を撫でる。
 「キスしろ。」
 短い命令に熱いタメ息をつくといずみは先走り液を滴らす鈴口に唇を寄せる。
 チュッチュと小さな音を立てながら小鳥が餌を啄むようにキスを繰り返す。
 やれやれ、折角気持ちいいベロチュウを教えてやったのにそれを応用する知恵はないようだ。
 「舌を出せ。」
 
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