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陽炎日記
第1章 ポンちゃん
 ポンちゃんからしてみればまるで巨大なナメクジに口内を這いずり回れている様な感じだろう。
 あまりの気持ち悪さに目に溜まっていた涙が零れる。
 普通の男なら女の子の涙に罪悪感を感じるのだろうが生憎俺はそんなにお上品に出来ていない。一度ポンちゃんの口から舌を抜くとそのまま頬伝うショッパイ涙を舐め上げ眼球を舌先で愛撫してから改めて口内を犯す。
 眼球を舐められるなんて中学生が想像した事すらない異常な行為だ。
 あまりの出来事にとうとうポンちゃんの精神が堪えきれなくなったのだろう。
 秘裂とクリトリスを往復していた俺の手に生暖かい水が激しく注がれる。
 失禁しやがった。
 慌てて手を股間から抜くと小便で濡れた手をポンちゃんのスカートでさっと拭って半歩後退る。
 ポンちゃんは糸の切れたマリオネットの様に崩れ落ち自分の小便の水溜まりの上に座り込む。
 突然崩れ落ちた女子中学生に気付いた乗客から悲鳴が上がる。
 ドアを背に中学生が座り込んでる異様さに半円形に皆が半歩下がり、床に広がり出す液体の正体に気付いて更に半歩下がる頃には俺は人混みを掻き分けて反対のドア付近に移動していた。
 数分後駅に着いた電車から吐き出された俺は街中に姿を消した。
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