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見えない男の淫乱物語
第1章 透明人間

フラスコからは妙な白煙が立ち上っていた。

スポイトを用いて
試験管から少量の別の液体を
フラスコに滴下を試みる。

「これで最終段階だ…」

村松幸太郎は期待と不安で
胸が押しつぶされそうになる。

机上の計算では
A液にB液を適量混合すればよいだけだ。

だが、構造式はサリンなどの毒薬に近いことから
一つ間違えれば予想される効果を差し置いて
劇症を伴い死に至らしめる…


「ゴクリ…」

静寂の中、生唾を飲む音さえ
大音響のように聞こえる。

さあ、いよいよ世紀の大発明の一瞬だ!

幸太郎は慎重に液剤を混合した。

たちまち白煙が黒い煙に変わり
フラスコから立ち上る。


『やばい!!』

いそいでフラスコをシリコン栓で密封したが
少量のガスを吸い込んでしまった。


「ううううっ!!!」


息をするのが苦しい。

深呼吸すれば
新鮮な空気を吸い込めるはずなのに
体が呼吸することを嫌がっている。

だが、それもほんの短時間のことで
数十秒後には普通に呼吸ができるようになった。

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