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見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

幸太郎が次の獲物を狙って街をさ迷っている頃、
大学の研究室で失神させられていた聖子が
ようやく目を覚ました。
「ここは…」
いつもは立って眺める研究室も
フロアに横たわりながら見てみると
一瞬どこなのかわからなかった、
体を起こそうとして、
自分が裸であることに気づき、
思わず右手で胸を、左手で股間を覆い隠した。
「私なぜ裸なの?」
最初は自分が置かれている状況に戸惑ったが、
しばらくすると失神前の事が鮮明に思い出された。
「そうだわ。先生はどうされたのかしら?」
研究室に脱ぎ散らかされた衣服を拾い上げ、
身にまといながら、
もっとよく思い出そうと額に手をやった。
『確か大きな爆発音がして…
先生の無事を確かめにここへ来たんだったわ
先生の声はしたけど…』
そこでようやく教授の白衣だけが
宙に浮かんでいたのを
ハッキリと思い出した。
そんなことを考えながら、
おっぱいをブラのカップにちゃんと納めようと
乳房に手をやって、
乳房がやけにぬめっていることに気づいた。
拭き取られた形跡はあるけれど、
拭き忘れた部分がヌルっとした液体が
付着していることに違和感を覚えた。
聖子はヌメリの液体を指で拭うと、
クンクンと香りを嗅いでみた。
ツンと鼻をつく栗の花の香り…
これは…そう確かにザーメンの香りだ。

