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見えない男の淫乱物語
第9章 明人先輩

少量ではあるが
聖子の体は精液を吸収したのだろう。
右目だけだがウサギのような赤い瞳が
元の鳶色に戻った。
やはり自分の計算は正しかったのだと
自信を深めながら
なぜもっと早く
アナルセックスをしてやれなかったのかと
明人は悔やんだ。
膣外射精してしまった精液を
すべて体内に流し込んでいたら
完全体とまではいかなくても
ほぼ現状復帰できたであろう。
「すまん、堀越…」
なんとかもう一度勃起させようと
ちんぽを激しくしごいたが
とても満足のいく射精をしてしまったので
明人のペニスはどんどんと萎んでゆく
「治らなかったの?」
床に寝転んだまま聖子が問いかけた。
「少しだけ…戻った…」
明人は脱ぎ捨てたスラックスのポケットから
スマホを取り出し、
自撮りモードにすると画面を聖子に見せた。
そこには右目だけが元の鳶色に戻った瞳が
自分を見つめていた。
「治ることがわかったんだから感謝しなきゃ…
あと何回かシテくれたら……」
そう言いかけて聖子は口をつむった。

