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ラブホ遊び~求め合う男と女~
第3章 追い求める心
「いいわ…でも、剃るんなら
綺麗に剃ってね」と快諾した。
そう言って真智子はバスタブから出て
凹状の俗に言われるスケベ椅子に腰をおろした。
「そうこなくっちゃ」
浩二は嬉々として真智子を追いかけるように
バスタブを出ると
バスルームの床に胡座をかいて
ボディーソープを手に取ると
ゴシゴシと泡立てはじめた。
「カミソリはあるの?」
「ここにあるじゃないか」
浩二はホテルに備え付けられてある
T字カミソリを手にした。
『え~っ?それって安物じゃない…
肌が荒れたらどうしよう…』
嫌そうな表情を浮かべた真智子であったが、
浩二は嬉しそうに
「さあ、脚を開けよ」と
股間にシャボンを塗りたくった。
剃毛したい願望があるのなら
それなりに上等なカミソリを
用意してくれればいいのにと
若い時と同じ思いつきで行動に走る浩二が
あまり成長していないわねと可笑しくなった。
ジョリジョリという音と共に
陰毛が剃られていく。
だが、剛毛ゆえに
2枚刃のカミソリはすぐに詰まってしまう。
浩二はそれをバスタブの中で漱いだ。
たちまち縮れ毛が湯の表面に漂いはじめた。