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第11章 夏休みの宿題

セックスの後、桃香はベッドに横たわり、余韻に浸っている。

全裸のまま、使用済みのコンドームの後始末をする拓斗。

部屋のゴミ箱に捨てることはできない。
母親に見つかったら大問題だ。

拓斗は使用済みコンドームをティッシュに包んでビニール袋に入れ、さらに紙で覆ってカバンに入れる。
外出時にコンビニのゴミ箱に捨てるつもりだ。

桃香がベッドから裸身を起こして言う。
「そろそろ宿題をやろうよ。　どれにする？　数学のワーク？　英語のプリント？　社会のレポート？　作文？　習字？」

「習字かな？」
いちばん頭を使う必要が無さそうなものを選ぶ拓斗。

桃香は自分のカバンの中から、国語の教科書と習字セットと半紙を取り出し、服を着る。
拓斗も本棚から習字セットを取り出し、服を着る。