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早熟桃の発情期
第13章 河川敷で
夏休みが始まって1週間が経った。
毎日が休みなので桃香は曜日感覚を失いつつあるが、今日は日曜日だ。
河川敷の市民グラウンドで、拓斗がサッカーの試合中だ。
拓斗は中学校のサッカー部には入っていない。
拓斗が属しているのは地域のサッカークラブだ。
拓斗の身長は中学校1年生の平均。
そんな拓斗が大柄の選手たちの間をすり抜け、ゴールを決める。
ちょっと恥ずかしく思いながらも、グラウンド脇から桃香は手を振り、声を出す。
「やったねー! 拓斗くーん!」
桃香の心は弾む。
彼氏の試合を応援するって、まるでスポーツ漫画か恋愛小説のヒロインだ。
中学生チームの新人戦。
観客は選手たちの親しかいない。
その中で、年頃の女の子の存在は目立つ。
「あのワンピースの女の子、拓斗の彼女なのかい?」
「アツいねぇ~」
拓斗のチームメートたちが、拓斗を冷やかす。
桃香の応援は嬉しいけど、気恥ずかしい。
拓斗はまさに『嬉し恥ずかし』という心境だ。
毎日が休みなので桃香は曜日感覚を失いつつあるが、今日は日曜日だ。
河川敷の市民グラウンドで、拓斗がサッカーの試合中だ。
拓斗は中学校のサッカー部には入っていない。
拓斗が属しているのは地域のサッカークラブだ。
拓斗の身長は中学校1年生の平均。
そんな拓斗が大柄の選手たちの間をすり抜け、ゴールを決める。
ちょっと恥ずかしく思いながらも、グラウンド脇から桃香は手を振り、声を出す。
「やったねー! 拓斗くーん!」
桃香の心は弾む。
彼氏の試合を応援するって、まるでスポーツ漫画か恋愛小説のヒロインだ。
中学生チームの新人戦。
観客は選手たちの親しかいない。
その中で、年頃の女の子の存在は目立つ。
「あのワンピースの女の子、拓斗の彼女なのかい?」
「アツいねぇ~」
拓斗のチームメートたちが、拓斗を冷やかす。
桃香の応援は嬉しいけど、気恥ずかしい。
拓斗はまさに『嬉し恥ずかし』という心境だ。