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夜の蝶の物語
第2章 横暴な客

無意識にここに出して欲しいと自ら胸を揉み

おっぱいに白い花を咲かせることに興味を促す。


しかし、その思惑とは裏腹に

男は「逝く~っ!!」と呻いて
ペニスを抜くどころか深々とペニスを埋め込み
びくんビクンと下半身を痙攣させた。



次の瞬間、スミレの膣内に
熱いモノで満たされてゆく。

『中に出した?!』

この野郎、やってくれたじゃない!と
怒りで血が煮えたぎってきそうになる。 

そんな怒りを押し殺して
「中に出しちゃったのね」と
とんでもなく困ったように言ってやった。


ペニスが萎れて膣圧に負けてズルリと抜けた。

男はハアハアと荒い呼吸をしながら
項垂れている。


中出しはおろか、
挿入はダメと言ったでしょと
男を詰ると、

先ほどまで高圧的な態度だったのが嘘のように

「ごめんよ、ごめんよ~っ!!」と
スミレの体を抱きしめて泣き始めた。


男の豹変ぶりにスミレは驚かなかった。

独り暮らしの
ずぼらな男にはこういうタイプが多い。

射精するまでは虚勢を張るが
射精してしまえば
素に戻って社会に馴染めない
情けない男は多かった。




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