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夜の蝶の物語
第4章 いたぶられる咲桜(さくら)
「いつもは高級ソープを利用してるんだけどさ
お忍びでお出かけするのに疲れちゃってね…
で、マネージャーに相談したら
デリバリーなんかどうですかというから
早速デリっちゃった訳よ」
竹島はデリヘルを利用した訳を得意気に話した。
ラッキーだわ♪
この仕事をしていて
初めて幸せを感じた咲桜だった。
「どうしたんだい?緊張してるのかい?」
竹島は咲桜に近づいて優しく抱きしめた。
「おっと、その前に!」
竹島は咲桜から離れると、
軽業師のようにベッドを飛び越えて
デスクから一枚の用紙を
咲桜の目の前に突き出した。
「何ですか?」
あまりにも目の近くに
用紙を突き出すものだから
字がぼやけて書かれている内容を
読むことが出来ない。
「誓約書さ。
俺とここでナニすることを
誰にも言わないことを
宣誓してもらうことさ」
まあ!そんなことならお安いことだわと
咲桜は書類に署名して拇印を押した。
「よし!これで気兼ねなくプレイできるぜ」
竹島はブランドもののガウンを脱ぎ捨てた。