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夜の蝶の物語
第5章 夜の蝶は羽ばたいて去ってゆく

咲桜(さくら)さんが抜けたといっても
それなりのご依頼の電話はかかってきました。

今夜はどんなお客さまが
指名してくれるのかしらと
女の子たちはそれぞれ
スマホゲームに夢中になりながら
指名を待っていました。



そんな折り、一本の電話が
私たちを凍りつかせました。

所轄の警察から連絡があって、
話を伺いに来ると言うのです。


「なんでも過去に
うちを利用してくれたお客さまの事で
いろいろ話を聞きたいそうだ。
いいか。お前たちは本番なんかしていない。
そうだよな?
俺はお前たちに
本番を強制していなかったよな?
お前たちも本番はしていないよな?」

そう言いながら所長は
ヤバそうな書類関係を
必死にシュレッダーしていました。


ほどなくして警察から
二人の刑事が訪ねてきました。


「申し訳ありませんが…
こちらを利用されていた吉井武人さんの事で
少しお話を伺いたいんです」

摘発か何かだと思っていた所長は
安堵の表情を浮かべ、

「おいリリー!
吉井さんはお前のお客さまだったよな?」と
リリーさんを
事務所の片隅に置いてある応接セットに
来るように手招きしました。


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