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夜の蝶の物語
第2章 横暴な客
顔を近づけた瞬間、
男が何日も入浴していないのだろうと気づいた。
ペニスが…異様に匂うのだ。
たまに包茎のお客に指名されることがある。
だけど彼らは包茎であるがゆえに
包皮の中が臭うことを自覚していた。
プレイを始めるに際して、
彼らは必ず
「シャワーを浴びてきれいにしてきます」と
礼儀をわきまえていた。
厄介なのは今回の客のように
風俗の女に慣れている奴だ。
こいつらは金さえ払えば
何をしても許されると思っている。
少しばかり咥えるのを躊躇っていると、
男の手がスミレの側頭部を掴み、
強引にペニスをスミレの口に咥えさせた。
「うぐっ!!」
唇がこじ開けられて臭いペニスがねじ込まれる。
「おらっ!どうした?舌を使えよ」
そっと舌をペニスに絡めると、
塩辛い味と異臭がスミレを苦しめた。
「下手くそだな…
よくこの仕事をしようと思ったもんだ」
嫌悪感で首を振ることができないスミレに
苛立ちを見せ、
男は自ら勢いよく腰を前後に振った。
女性を陵辱することで快感を覚える性癖なのか、
ペニスに逞しさが甦り、
あっという間に口の中がパンパンになった。