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女流作家~君を愛すればこそ~
第11章 雅彦と芳枝

雅彦との初夜は芳枝がリードした。
なんと雅彦は童貞だったのだ。

「恥ずかしい話だが、
この歳にもなってまだ女を知らないんだ」
二つ並んだ布団の上で
正座をして芳枝と対面した雅彦は正直に告白した。

「そんな…恥ずかしい事ではないわ
それを言うなら私の方こそ恥ずかしいわ
だって…男性経験があるんですもの」

芳枝の告白に雅彦はいささか衝撃を覚えたが
彼女ほどの美貌なら、
過去に付き合っていた男がいて
すでに処女を捧げていたことは
大いにあり得ると思っていた。

「恥ずかしいついでにお願いをしてもいいかな?」
雅彦は芳枝に男にしてくれと頭を下げた。

「こんな私でいいんでしょうか?」

「良いも何も、僕は君とずっと夫婦でいたいんだ
だから、そのためにも
最初は君が僕を導いてくれないか?」

雅彦はそう言って裸になると、
布団の上に大の字に寝転んだ。
緊張しているせいか、
雅彦の男性自身は小さく縮こまっていた。

「では失礼します」
芳枝も裸になって
脚を開いた雅彦の股の間に体を滑り込ませた。
「大丈夫だから…私に任せてね」
そう言って芳枝は
静かに雅彦のペニスを口に含んだ。
「おおっ!そんなことを?」

初心(うぶ)な雅彦は
AVはおろか成人映画さえも見たことがなかったので
女性がちんぽをしゃぶるなんて
考えてもいなかった。
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