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女流作家~君を愛すればこそ~
第7章 レズを受け入れる女
レズビアンのモーションを仕掛けた
編集部員の城島節子は
わざと桐子への体のいたぶりを辞めた。
そうすることで女の体に火がついた桐子が
悶々とした一夜を過ごし、
快楽を求めて
今夜は更なる深みに入れると思ったからだ。
朝食会場で桐子を見つけて、
すかさず近寄って
「先生、おはようございます」と言って
さりげなくヒップにタッチした。
悶えるかと思いきや、
爽やかな笑顔で
「おはよう」と返された。
『どういう事?昨夜のモーションで
人肌が恋しくなっていないの?』
それならば今夜は
もっとハードに責めてやるわ、と
レズビアンのプライドにかけても
桐子を落とすつもりになった。
当の桐子は
夫の晃とテレフォンセックスをしたことで
心も体も軽くなっていた。
思えば久しぶりのエクスタシーだった。
遠隔でのセックスだったとはいえ
桐子は満ち足りていた。
おかげで取材旅行も精力的に動き回れた。
反対に節子は悶々とし始めていた。
こんなことなら
昨夜に無理矢理にでも絶頂が得られるまで
桐子の体を責め続ければよかったと後悔した。
エスカレーターに乗っても
数段上に立つ桐子の
豊かなヒップを眺めては
人目がなければ顔を埋めたいとさえ思った。