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第7章 阿久津邸での一夜

「そうだな…じゃあ、ベッドに行くか」
二人は一度体を離し
そのままベッドに雪崩れ込んだ。
すっかり体が乾いていて
膝から下しか濡れていなかったので
バスタオルで体を拭く必要がなかった。

「とてもタフなのね」
ベッドで優しく抱かれながら
絹子は八木のタフさを誉めた。

「少しでも長くお前の中にいたくてね
ずいぶんと頑張ってしまったよ」

「ほんと？
実は私のアソコの具合が良くなくて
全然逝けなかったのじゃないの？」
怒らないから本当の事を言ってねと
八木の体を舐めながら絹子は言った。

「全くその逆さ
お前の体は素敵だ。
今までのどの女よりもお前のアソコは名器だよ」
八木は絹子の体をベッドに押し付けて
今度は正常位でハメる態勢をとった。

「嬉しいわ…
こんなに何度も逝かされたのは
貴方が初めてよ」
八木のペニスの先が膣の入り口を求めて
ぐちゅぐちゅと蠢いているのを感じながら
もっと早く出会っていれば違う人生だっただろうと思わずにはいられなかった。

「俺の愛人にならないか？」
願ってもない八木の告白だった。
「阿久津先生が私を離してくれないわ」
八木の求愛は嬉しかったけれど
絹子は阿久津からは
離れられないことを知っていた。

「先生に別の女を差し出せばいいさ
俺はあんたを失いたくない」
蕩けるような台詞を口にして
八木は深々と絹子を貫いた。