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女性アイドルDJを犯す!
第8章 作詞家 阿久津の死
「わかりました
もとより阿久津先生は
皆さまをお泊まりせるつもりでしたので
ゲストルームを二部屋ご用意しております」
そう言って絹子は夏美を奥の部屋に連れていった。
「さあ大里先生、
先生もどうぞあちらの部屋へ…」
八木は勝手に夏美の部屋に押し入り
あとはご自由にどうぞとけしかけた。
「夏美が可哀想ではありませんか?」
樹はこれ以上、
夏美の心に傷を負わすのはどうかと
躊躇った。
「きみぃ、彼女は我々の商売道具なんだ
道具をうまく使いこなせてこそ
我々の腕の見せ所じゃないか」
プロデューサーの八木に睨まれては反論も出来ない。
ここは夏美の心のタフさに賭けるしかないと
樹は心の中で夏美に手を合わせた。
ゲストルームに案内された夏美は
疲労困憊でベッドに倒れ付した。
つい数時間前までは
阿久津先生と甘美な時間を過ごしていたというのに…
いつしか夏美は微睡みはじめていた。
ドアが静かに開き、
大里が侵入してきた事さえわからずにいた。
「夏美さん?…
もう、お休みになられましたか?」
夜這いを仕掛ける緊張からか
大里の声はやけにしゃがれていた。
静かな室内には夏美の寝息だけが微かに聞こえる。
「寝ちゃいましたか…
それは好都合です」
大里はゆっくりと羽毛の掛け布団を捲ってゆく。
か細いが均整のとれた夏美の寝姿が現れ
大里はじっくりと観賞した。