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女性アイドルDJを犯す!
第8章 作詞家 阿久津の死
「しかし先ほど、口止め料をと仰いませんでしたか?」
樹が気にくわないとばかりに気色ばんだ。
「口止め料?
いやいや、私は口止めをしていただきたいものだと
申し上げたのです」
「焦れったいなあ…
いったい何を要求しているんですか?」
ちょっとしたニュアンスの違いで
違法かそうでないかのギリギリを大里は攻めた。
「これは私の独り言だと理解してくださいね」
そのように前置きして
大里は夏美を見つめた。
「阿久津を逝かせた女体の素晴らしさを
味わうことができたら
週刊誌が阿久津の死に不審を抱いて
スキャンダル記事を仕掛けようとするのを
火種のうちに揉み消してあげれるんだけどなあ」
独り言と前置きしたので、
大里は夏美から目をそらして
誰もいない壁に向かってそう言った。
『なるほど…夏美を抱かせろということですか』
それでスキャンダルが世に出ないのであれば
お安いものだ。
ただ…夏美が首を縦に振るかどうかだが…
「夏美、今夜はいろいろあって疲れたろ?
明日はみんなで阿久津先生を
見送ってやろうじゃないか
疲れが出てはいけないから少し眠っておきなさい」
八木はそう言うと
絹子にゲストルームに
夏美を寝かせてくれと依頼した。