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キャンバスの華
第3章 師匠との生活

「試験は合格よ」

射精して陰茎が縮み出して
陰戸からズルリと抜けた。

栓を抜かれたワレメから
ドロドロと射精した精液が
出口を求めて流れ出し、
次郎の陰毛あたりに生暖かい雫となった。

「ご、合格ですか?」

ハアハアと荒い息を整えながら
合格して晴れて弟子入りとなった喜びよりも
今夜は野宿しなくてすむという
安堵感のほうが大きかった。

「下宿代も絵を習う月謝もいらないわ。
そのかわり、掃除、洗濯、風呂の薪割りをがんばってね
食事も・・・ほんとは作ってほしいけど、
あなたが作ると不味そうだから
食事だけは私が作るわ」

そう言えば自己紹介がまだだったわね、
お互いに素性もわからない相手と
性交するなんてバカげてるわねと笑った


「次郎です。秋山次郎と申します」
布団の上に正座して、次郎は深々と頭を下げた。

「次郎ちゃんね、私は、華。
春野華よ、あ、もちろん
キャンバスネームだけどね」

思いの外、次郎がおかしな名だと言って
笑ってくれなかったので、
ばつが悪そうにコホンと咳払いして、
とにもかくにもよろしくねと右手を差し出した。


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