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キャンバスの華
第3章 師匠との生活
よろしくお願いいたしますと
差し出された華奢な手を握り返し、
楽しい日々の始まりになりそうだと
心を踊らせた。
しかし、現実は楽しいと感じる暇もないほど
次郎は働かされた。
次から次へと華の指示がとんだ。
夕刻になり、夕げ(夕食)を食べ終わると、
ようやく一息つくことができた。
風呂には二人一緒に入ることになった。
「い、一緒にですか?」
一緒に風呂に入ろうと言い出した華に
次郎はあわてふためいた。
「一緒に湯船に入ったほうが
湯が少なくてすむじゃない」
華はそう言うと
次郎の手を引いて風呂場に向かった。
湯が少なくて済む…
なるほど合理的だとそのときは思ったが、
まさか湯あたりしそうなほど
湯の中で奉仕させられることになるとは
そのときは露ほどにも考えてなかった。
湯船に浸かると、
さっそく華が次郎のモノを触り始めた。
「ほんと、長さといい太さといい
私が好きな形よ」
華が次郎に接吻した。
唇をイヤというほど舐めまわしたあと、
そのいやらしい舌を次郎の口の中にねじ込んだ。
「ううぅ!」
千代と接吻の経験はあったが
これほど激しい接吻は初体験だった。
揺れる湯の音よりも
クチュクチュ、ジュルジュルという
いやらしい音が浴室に響いた。