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キャンバスの華
第5章 華の嫉妬
若い次郎に華の心はときめいた。
弟子にしてくれという次郎に
試験だと嘘をついて童貞を奪った。
自分が次郎の童貞を奪った女・・・
それが何とも言えぬ幸せだった。
それなのに、その愛すべき次郎が
他の女を抱いた・・・・
優柔不断な次郎のことだから
年増女の口車に乗せられたに違いないと
わかっていながらも
嫉妬の炎がメラメラと燃え上がった。
風呂屋の女房にしたように
自分にもして欲しいとは言ったものの
こんなふうに目隠しや手の拘束をして
あの年増を抱いたなんて・・・
華はとても驚いた。
毎晩、自分の言いなりになって
玩具のように扱っていた次郎に
よもやこんなふうに凌辱されるなんて。
へそを丹念にしゃぶられてゆくうちに
体の中からカッカと燃えてきてるのが
自分でもわかった。
今まで経験したことのない甘美な世界に
足を踏み入れた気分だ。
もっと・・・ もっといたぶってほしい・・・
荒々しく抱いて卑猥な言葉で責めてほしい・・・
華のマゾヒスト的な部分が開花し始めていた。