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夢の異邦人(エトランゼ)
第10章 有里は生け贄

佐々木の太い指が
グイグイとショーツの布地ごと
有里の割れ目に沈みこむ。

ショーツの薄い布地は
有里の愛液を吸ってどんどんと濡れて行く。
ぎゅっと搾れば滴がしたたりそうだった。

「奥さん、あんた、すごく濡れるねえ…
こりゃ挿入するのが楽しみだよ」

ああ…やっぱり挿入までされちゃうのね…

自分の家で、自分のベッドで
夫の部下という男に寝取られるなんて…
義孝…あなた、それでもいいのね?

強姦するのなら
さっさと済ませて欲しいと思う反面、
この人、セックスが上手かしら?と
挿入されることを期待している自分がいた。

「それじゃあ、ご開帳といきますか」
佐々木がショーツを脱がしにかかる。

有里はイヤイヤと首を振るけれども
ほんの微かにだけ脱がせやすいように
尻を浮かせていた。

「もう嫌がる演技は止しなよ
泣こうが喚こうが旦那は助けに来ないんだしさ
お互いに気持ちの良いセックスをしようじゃないか」

夫は助けに来ない?
何故なの?
これは仕組まれた罠なの?

いろんな思考が有里の脳裏を駆け巡った。
だが、その思考は佐々木が脱がしたショーツを
有里の目の前で広げたことで現実を見せつけられた。

「おいおい、奥さん、びちょびちょじゃねえか」
ほら、見てみなよと脱がしたショーツの股間に当たる部分を見せつける。
そこは白いメレンゲのようなものが付着していた。


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