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夢の異邦人(エトランゼ)
第11章 同棲生活
「ね、そんなに激しくすると
すぐに逝っちゃうよ?」
せっかくのお泊まりなんだから
もっとゆっくりとムードを高めて
愛をいっぱい感じながらのセックスをして欲しくて
有紀は淳一にセーブしてもらおうと思った。
そんな有紀の思いなど無視して
反抗するかのように
淳一は有紀の体を突き抜けるかのように
ゴツンゴツンと突き上げてくる。
すぐに逝ってしまうと
有紀が危惧したように
「あっっ!出る!!」と小さな声で淳一は呻き
挿入してから、ものの数分で射精した。
有紀の体から離れた淳一は
お決まりの賢者タイムに突入する。
天井の一点だけを見つめ
ハアハアと荒い呼吸を整えるのに必死だ。
このエアポケットのような虚しい時間さえなければ
早漏だろうが有紀は気にならなかったのだけれど
後戯というか、せめて「良かったよ」とか
「愛してる」とかの甘い囁きがないことだけが不満だった。
「ねえ、もう一回しよ」
今度は有紀が上になって
女のペースでゆっくりと挿入したかった。
「うん…でも、もう少しだけ待って…」
淳一はもう少し
インターバルを持ちたかったようだけど
有紀は我慢できずにペニスを咥えた。
「おいおい…くすぐったいよ…」
射精を終えた亀頭が敏感になっているのを知っていたけれど
有紀はお構い無しに執拗にフェラチオを施した。