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夢の異邦人(エトランゼ)
第6章 この書店は皆がスケベ
「わかってますって。
そんな野暮なことはしませんよ。
浅香さんの味見は
昨日とっくにすませましたから…
俺は…彼女でガマンしますよ」
そう言って矢野は、
ドアの影に隠れていた事務員の雨森さんの手首を掴み、引き寄せた。
「きゃあ~~!!」
不意に引き寄せられた雨森は悲鳴をあげた。
だが、その悲鳴は
どことなく期待に胸膨らませた甘えた悲鳴だった。
雨森は、この店舗唯一の事務員で、
年齢は50を過ぎたであろうと思える熟女だった。
彼女は3人の行為を、
おそらくドアの影に隠れて全て見ていたのだろう。
頬は上気して真っ赤に染め上げ、
目には淫乱な怪しげな光があった。
「さあ、おばちゃん。脱ぎなよ。
前々から俺を欲しそうな目で見ていたろ?
今、その希望が叶うんだ。喜びな」
矢野がそう言い終わらないうちに、
雨森はブラウスのボタンに指をかけ脱ぎ始めた。
「ほほう・・・わかってるじゃん」
矢野も歓喜の声をあげ、
ジーンズを脱ぎ始めた。