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夢の異邦人(エトランゼ)
第8章 翔との不倫
翔の脳裏に当時の事が鮮明によみがえる…
「ほら、大丈夫かい?」
有里の体を支えながら
翔はラブホテルのドアを開けた。
拒んで抵抗したら
有里をベッドに寝かせて
自分はソファに座り
アダルトチャンネルでも見ながら
自分の手で慰めて興奮している下半身を静めようと思っていた。
酔いつぶれている有里をベッドに寝かせて
そっと唇にキスをしてみた。
股間には爆発しそうなほどに漲っているペニスが
有里に挿入しちまえとそそのかしている。
『キスだけ…
キスだけでいいんだ。
この女とキスをしたい…』
酔って寝息をたて始めている女に
翔はそっとキスをした。
それだけで満足だった。
酔って抵抗出来ない女を抱くなんて
みっともないとさえ思えてきたからだ。
このまま女に覆い被さりたいのを
グッと堪えて
ソファに向かおうとした。
「ねえ、キスだけなの?」
女から離れようとする翔に
てっきり寝入っているものと思っていた女が声をかけた。
「あ、いや…
犯すとかそんなつもりでここに連れ込んだんじゃないんだ…
いや違うかな…あわよくばという気持ちは
無きにしもあらずだったけど…」
「いいのよ…抱いてくれても…」
その言葉に慌てて振り替えると
ベッドの上の女はスカートを捲って
ショーツを丸見えにしていた。