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第9章 この世界の義孝

一瞬だけ妖しい空気が二人の間に流れた。

「ごめん…パンツまで下ろしちゃったよ」
義孝は顔を背けてショーツを履かそうとした。

「いいんです…酔いざましにぬるめのシャワーを浴びたいし…
課長もシャワーを浴びません？
汗びっしょりですよ」

興奮しながら留美子を脱衣させたものだから
かなりの汗が吹き出していた。

「そうだな…そうするかな」

そう言うと、じゃあ、今度は私が脱がして上げますねと言って
留美子はスラックスのベルトに手をかけた。

よしなさい、自分で脱ぐからと言いたいのに
義孝はベッドの上に仁王立ちになって
留美子に身を任せた。

留美子も義孝がやったように
スラックスとトランクスを同時に引き下げた。
たちまち勃起してカチカチのペニスが勢いよく飛び出した。

「課長…好きです」
留美子はそう言うなり義孝のペニスを頬張った。

「大山くん、いけないよ」
そう言う言葉とは裏腹に
義孝は腰を前に突き出していた。

「こうすることが私の願望だったんです」
チュバチュバと音を立てながら
留美子は頭を前後に振った。

「大山くん！」
義孝はペニスを留美子に咥えさせたまま
彼女を押し倒すと
クルリと体を反転させて６９の体勢を取った。
そして彼女の脚を開いて股間に吸い付いた。