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おうち時間
第3章 キッチンで
「…健人さ、ん……も、大丈夫…」
「動いていい?」

ゆっくり、と由佳の言う通りに、健人はゆっくり、ねっとりした抽送を始めた。
ぬち、ぬち、と淫猥な音がキッチンに響く。

「あ、ああ…んっ……」
「久しぶりだからな…イイ所見つかったら、言うんだよ?」

健人から与えられる刺激全部、由佳にとって快感以外の何物でもなかった。
ゆっくりとした抽送と、時々奥の方が擦れる感覚に、由佳のナカは熱く、どろどろに溶けていた。

「あっ、け、けん、と…さ……ぁっん…や、あ…そ、そ……れ…」

イイ所を見つけた由佳は、自らも其処を押し付けるように、俄かに腰を動かし始めた。
その行動に、健人の身体が質量を増した。

「ひゃ、あっ、お、おっき、くしない…でぇ……」
「可愛いから…由佳、自分で動いてて…そんなのコーフンするでしょ…」

互いの動きが大きくなる。

「け、あ、あっ、けん、とさっ、ああ…も、もぅ…」
「ん、イきたい?」
「んっ、い、イき、た……あっ、や、イっちゃ、うっ……!」

ぎゅうう、と由佳の指先が健人の背中に食い込む。
大きな快感の波が押し寄せてきた。

「い、や…あ、っき、きちゃ…い、イっ……ああああっ」

由佳の身体がぶるぶると震えるのと同時に、健人がその欲を由佳のナカにぶつけた。

身体に力が入らない。
2人はしばらく互いに身体を預け、ぐったりとしていた。
ようやく、健人が由佳のナカからずるりと出ると、由佳の足の間からとろりと透明の蜜が溢れ、キッチンの床にぼたぼたと落ちた。

「…由佳?」
「……好き、よ…健人さん…」

由佳が健人を抱きしめる。

「俺もだよ、由佳、愛してる」

互いに見つめ合い、視線がぶつかる。
2人の唇がぴったりと重なった。



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