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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
 5 禁断の果実

 「実はね、帰りにデパートで見つけて、今日穿いてしようと買ってきたの
 だからぁ、これを穿いて、あの、足コキ……してあげる」
 恥ずかしかった。

「えぇっ、本当にっ」
 部長は更に嬉々とした嬉しそうな声を上げる。

 「うん…」
 
 実はあの夜以来、わたし達はフェチ的な愛撫や行為はしておらず、以前のどちらかといえばノーマルなセックスに戻っていたのだ、それはそれで普通に満足していたのだが、あの夜、禁断の果実を口にしてしまったのだ、たまにはこんな刺激も欲しくなるようになってきていた。
 そしてたまたまこのいつものホテルに向かう途中にデパートに寄り、このガーターレスストッキングを見つけたのだ。
 季節は間もなく夏を迎える、股間が蒸れがちなパンティストッキングの新たな発展系の新型の新発売の製品である。

 たまにはこんな刺激もいいだろう、たっぷりと部長を感じさせちゃうんだ…

 「ごめんね、アレだからパンティは脱げないけど、感じさせてあげるね…」
 言葉にするわたし自身もドキドキしてくる。
 「ああ、うん、嬉しいよ…」
 目からはフェチの輝きが放たれていた。

 そしてパッケージを破り、ガーターレスストッキングを片脚ずつ穿いていく。
 思ったより、シリコンガーターの密着感が強く安定して、ズレ落ちる心配はなさそうである。
 だが、ストッキングが太腿で留まっているこの脚は、自分で見てもセクシーに魅えた。
 そしてストッキングと太腿の境界の素肌が妙になまめかしく見える、ストッキングの光沢の艶やかさと、太腿の素肌のなまめかしさが相まって、妖しい新たな脚が生まれたみたいだ。

 「どう…」
 わたしはそんな脚を彼の目の前に伸ばしていく。
 
「あぁ、綺麗だ、たまらないや」
 彼はすっかりフェチの本能に支配された目になっている。

 彼を仰向けに寝かせると既に股間のアレはドクドクと激しく脈打っていた。
 わたしは上になり、キスをして、舌を絡め、吸っていく。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 「はぁぁ…」
 完全にわたし主導の愛撫である、ドキドキと興奮が昂ぶってくる。
 だが、これはこれで愉しい、淫らな想いが止まらない。
 
 この前はどうしたんだっけ…
 わたしはあの夜を想い浮かべていく。

 そうだ、アレだ…

 そして熱いフェチな夜が始まっていく。




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