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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
 6 爪先の快感

 「さあ、舐めるのよ、わたしのこの脚を舐めるのっ」
 突然わたしにエスのスイッチが入ったようだった。
 そう言ってわたしはこのストッキング脚を部長の目の前に伸ばしていく。

 「う、うん」
 すっかりフェチの本能に思考が支配されたみたいに彼は従順に頷き、わたしのこの艶めかしいストッキング脚を手に掴む。
 そしてまずは膝の辺りから舌先を伸ばして舐め始めていく。

 「あっ、あぁん…」
 その舌先の感触にゾクゾクした、素足の直で舐められるのと、このストッキングの薄いナイロン繊維を隔て舐められるのとは感触が全く違うのだ、わたしはなぜかストッキング越しの感触の方が感じるようである。
 舌先の点の感触がこの張り詰めたストッキングのこの薄くて細かいナイロン繊維を伝わって脚全体に堪らない快感を響き伝えてくるように感じるのだ。

 「ほら、これが、ストッキングが好きなんでしょう、もっともっと舐めて、舐めるの」
 「う、ううん」
 「部長の唾液でびちょびちょに濡らして」
 エスの昂ぶりが止まらない、今夜は挿入れられないのに、疼きが増してしまっていく。
 
 「あ、あぁん、んん…」
 彼の舌がわたしのこのストッキング脚全体を濡らすかのように舐めていく。
 
 やばい、感じちゃうぅ…

 そして彼の唇がわたしの爪先を口に含んだ。

 「ああっ、ああんん」
 爪先から生理中の子宮に快感の電流を走らせてきたのだ、ズキズキと子宮の疼きは激しくなっていく。

 ああっ、やばい、どうしよう…

 まるで爪先がクリトリスのように、全身に快感を走らせ、子宮を疼かせ、カラダを震わせる程感じてしまう。
 これでは生理の為にわたし主導で彼を感じさせるはずが逆、になってしまっている。

 「ああっ、あぁぁぁ…」

 それにしてもなんで爪先がこんなにも感じちゃうんだろう…
 
 わたしは身悶えしながらそう考えていた。
 完全に彼に身を預けてしまい、淫れ始まってきていたのだ。

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…

 生理中の子宮も、クリトリスも、ストッキング脚も、この爪先の口唇による愛撫によって昂ぶりをますます増していく。

 しかし身悶えを繰り返しているうちに、いつの間にか目の前に彼の脈打つ、チンポが現れたのだ。

 よし、逆転だ…
 
 わたしはそれを掴み、唇で愛していく。





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