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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
 10 ご褒美

 最近、巷の女性の間にはにわかに素足の生足ブームが流行り始め、私はついにゆかりもとうとうそんな流行りに乗ってしまって素足になったのか…
  と、ガッカリしてしまっていた。

 ところがそんな落胆気味の想いで彼女の脚をよく見つめてみると、彼女のふくらはぎあたりの部分が室内の照明の灯りに僅かに反射し、微妙でなんともいえない魅惑的な艶と光沢が放たれているのに気がついたのである。

 そうなのだ、彼女は私のフェチの想いを裏切らなかった。
 彼女はここ数日のまるで真夏のような暑い日差しと気温のせいなのであろう、普段は穿かない薄い色合いのナチュラルカラーの、そして超極薄ナイロン生地のストッキングを穿いてきていたのだ。
 そのストッキングが放つ透明感、艶、光沢はまさにストッキングフェチの心を昂ぶらせる美脚を生んでいたのである。

 うわぁこれは堪らないや、今夜は久しぶりにこのストッキングを穿かせたままでたっぷりと愉しんでやるぞ…

 私はさっきまでそんな期待に溢れていたのだが、突然の生理の宣告にガッカリと気落ちしてしまった。
 
 しかしまたもや彼女は期待を裏切りらなかった。  
 わざわざ新製品のガーターレスストッキングという、まさにフェチの心を揺るがすようなストッキングを穿いてくれ、足コキで限界まで感じさせてくれ、フィニッシュにフェラまでしてくれているのだ。

 まるで最近、必死にフェチの本能を我慢している私に対してのご褒美のようである。
 そしてまさにご褒美の如くに、私の射精感の昂ぶりは限界になってきていた。

 ああ、やばい…

 「な、なぁ、イキそうだ」
 「まら、らめぇ」
 まだダメ、と、私自身をしゃぶりながら言ってくる。

 「ああ、そんな」
 「ひりひりまれ」
 ギリギリまで我慢しろってことだろう。
 だが、もう、そんなギリギリであった。

 辛い、けど気持ちいい、たまらない…

 ジュブ、ジュバ、ジュブ、ジュバ

 しゃぶる淫らな音が鳴り響いていく。

 「あぁぁ…」
 悲鳴にも似た声が漏れてしまう。
 必死に射精感の昂ぶりをこらえ、射精による絶頂の快感の誘惑と必死に葛藤する。
 そしてもう一人の自分が彼女にしゃぶられ翻弄され、身悶え、喘ぐ姿をまるで幽体離脱でもして上から見ているかのように、脳裏にその様子が鮮明な映像として浮かんで見えた。


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