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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
 12 疲れ

 「あぁぁぁぁぁ…………」
 部長は、いや浩一さんは悲鳴にも似た感嘆の声を漏らしながら、激しくカラダを震わせてわたしの口の中で爆発的な射精をした。
 そしてそのまま気絶するように寝落ちしてしまう。

 うわっ、すごい量だわ…

 わたしは口の中で爆発的な射精により噴き出した、独特な粘りと苦味のある精子をティッシュペーパーに戻しながらその量に驚いていた。
 でもその量の多さは快感の大きさと比例するように思われて

 よかった、すごい感じてくれたみたい…
 
 わたしは勝手にそう解釈をして、寝落ちした彼の寝顔を見てそう思ったのだ、そして彼がここのところの多忙で、疲れ気味であるのもなんとなくわかっていたのだ。
 それはわたしの持っている会社内や本社に於ける情報網からの、なにやら新事業をこのオペレーター部署で立ち上げる事になるようだという噂が入ってきていて、ここ最近それを裏づけるように部長が度々会議の招集を受けて本社へと通っているので、精神的にも疲れての寝落ちなんだとわたしにはそう思えたからである。

 疲れてるのね…

 だから今夜はそんな彼の精神的なストレスの疲れを少しでも減らし、癒やせられるようにたくさん感じてもらおうと思っていた。
 また最近の彼の様子から、少しは例の黒い女、蒼井美冴の件に対してわたしに気を遣ってくれているのがなんとなく伝わってきていて嬉しく思っていたから、余計に今夜は彼が喜んでくれるようにしてみようと思っていたのだ。
 だけど残念なことに突然生理になってしまった。
 
 でも、こんなにたっぷり出たし、あんなに淫らになってくれていたから感じたみたい…

 そう思いながら彼のモノをティッシュで綺麗に拭き取って後始末をして、パンツを履かせ、バスローブを着せてそのまま寝かせたのだ。

 これじゃ完全に気絶だわ…

 そんな彼を可愛いく感じ、わたし自身も身を整えて眠りにつきながら噂の新事業立ち上げについて色々模索をしていく。

 なんか色々と忙しくなりそうだなぁ、でも少しワクワクもするなぁ…

 そんなことを少し考えながら隣で寝ている彼の寝顔を見ていると、幸せな思いがこみ上げてくるのであった。

 大好きだ、離れたくはない、これが愛という想いなんだろうか…

 わたしは未だに、この愛という感情をまだよくわからないでいたのだ。

 

 
 
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