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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 139 最後の夜(1)

「あ…んん…」
 わたしは和哉にテラスから抱き抱えられるように奥のベッドルームへと導かれ、ベッドの上に倒されてしまい、思わず声を漏らしてしまう。

 わたしもそうなのだが、和哉はわたし以上に、かなり昂ぶっている様であった。

 多分、浴衣姿が和哉にはかなりの艶気を煽っているのだと思われる、なぜなら、彼の視線が浴衣姿の胸元の襟元や、裾の合わせ目から覗く脚をキョロキョロと見つめてきていたからである。

 確かに、まだまだ若い和哉にとっては恐らく初めてであろう、わたしの様な大人の女の浴衣姿は堪らなくそそる筈なのは分かっていた。
 だが温泉上がりなのである、当たり前の様に浴衣を着ていたのである。

 だが、結果的にはそれが和哉の昂ぶりをかなり煽ってしまったようなのだ…

 そんな浴衣姿に感嘆の想いを昂ぶらせながら、ピンと糊の効いた浴衣の胸元の合わせ目の隙間に右手を差し入れてきた。

「んん…」
 そして右手の指先で乳首を弄ってくる、するとその指先の愛撫に堪らずビクンと小さく震えてしまい、喘ぎを漏らしてしまったのである。

「あ、あぁぁ…」
 更に身悶えまでしてしまい、喘ぎ声が抑え切れない。

 ああ、ヤバいわ、すごく感じてしまう…

 あ、あの頃は、乳房の愛撫もままならなくて、ギュッと痛い位に揉んできたのに…

「あぁぁ…」

 こんなに上手になっている…

 わたしは、すっかり意識が五年前のあの頃に還ってしまっていた。

「は…ふうぅ…」
 そしてそんな想いをしながら思わず彼を見つめてしまう。

 ああ、和哉…

 すっかり大人になって…

 和哉の目を見て、心が高鳴る。

 ドキドキドキドキ…

 ズキズキズキズキ…

 すっかり心が昂ぶり、アソコの疼きが増してきていた。

 ああ、五年振りかぁ…

 まさか、あれから和哉に抱かれるなんて…

 和哉とヤルなんて…

 そう、心から昂ぶり、感動し、感激してしまっていたのである。

 そして、意識が完全にあの五年前へと翔んでいく…

 
「み、みさえさん…」 

「ああ、かずやぁ…」

 わたし達はお互いに見つめ合い、名前を呟き合う。


 そして昂ぶる子宮の疼きに、わたしの思考は支配されていく…








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