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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 12 美冴 ②

 自分の脚へ向けられる和哉の熱い視線に嫌な気持ちは全くしなかった、それに美冴自身、自分の脚線美には自信があった。
 そしてその視線に女としての自尊心を刺激され、また久しぶりに一人の女として見られている昂ぶりさえ感じていたのだ。
 和哉はまだ高校生である、この年頃の男の子が女性の下着やストッキング等々に興味を持つということに十分理解はしている、だからストッキングを持ち去っているのが和哉だろうと思った時にもそのゴミ箱から拾うという行為に嫌悪感は抱かなかった、いや、逆に少し興奮と興味を抱いたのである。
 
 和哉くんはストッキングを持って帰ってどうしてるのだろう?…

 美冴は30代の人妻である、もちろん年頃の男の子が女性の下着等々を手に入れて何をするかは知っているし十分に想像できる、ただ興味が沸き、少しからかってやろうと考えたのだ。
 だから和哉が休憩時間に入ったのに合わせて休憩室をノックもせずに開け、ゴミ箱にわざと自分のストッキングを仕込み、拾わせる絶妙なタイミングを狙ったのである、それがピッタリと当たってしまった。

 「ねぇ、ゴミ箱に捨ててあったストッキングなんて持って帰ってどうするの」
 そうわざと意地悪な質問をすると、
 「えっ、そ、それは…」
 更に和哉の動揺が伝わってくる。

 あぁ、可愛い、もっと意地悪したい…
 
 美冴のサディスティックな想いが目覚め始めてきていた。

 「ストッキングなんて靴下と同じじゃない、それもゴミ箱に捨ててあったモノなんて汚くないの」
 更に和哉を追い込んでいく。

 「和哉くんてさあ、変態なんかなぁ…、ねぇどうするのか教えてよぉ…」

 すると、
 「…ナニーします」
 小さな声で答えてきた。

 「えっ、なにっ」

 「ストッキングを使ってオナニーします」
 泣きそうな声で言ってくる。
 そう言う和哉は手に美冴の仕掛けたストッキングを握りしめ、呆然と立ち尽くし、頭をうつむいていた。

 そしてそんな和哉の様子を見る美冴は、サディスティックな想いを更に昂ぶらせていく。

 「ねぇ、どうやってするのか教えてよ」

 「どうやってするのか私に見せてよ」
   
 美冴は無意識に欲情し、そうつぶやいた…
 


 


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