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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 13 美冴 ③

 美冴は動揺し、しどろもどろにうろたえている和哉の姿を見て、サディスティックな想いを更に昂ぶらせて無意識に欲情してしまう。
 
 あぁ可愛い、もっといじめてあげたい…

「ねぇ、どうやってするのか私に見せてよぉ…」
 美冴はそう囁きながら、ずっとうつむき、下を向いたままの和哉の顔を覗き込む、そしてまた欲情の感情が抑え切れなくなっている自分を自覚し始めていた。

 やばい、疼いてきちゃた…
 
 「えっ、見せるって……」
 和哉が更に狼狽え、応えてきた。
 
 「和哉くんがぁ、ストッキングを使ってしてるとこを見たいなぁ…、どうやってするのかなぁ…」
 美冴の声は昂ぶり、ますます心が疼いてくる。
 
 そして和哉はそう囁く美冴の言葉を聞いた時、その声の裏側にある密かな淫靡な響きを感じ取ったのだ。
 
 そうか、美冴さんは怒ってる訳じゃないんだ…
 
 そう思えると和哉は少し冷静になり始め、そして美冴の見たいイコール見せるという言葉の意味が突然映像となって脳裏に浮かんできた。

 あっ、見せるって、そういうことなのかっ…
 急に股間が疼きはじめる。

 「み、見せるって…」

 「和哉くんがオナニーするとこを見たいの」 
 美冴の欲情の疼きは更にこの自分の言葉で増していく。

 「こ、ここで?…」

 「ここじゃ無理に決まってるでしょう」

 「はい…」

 「バイト5時まででしょう?、終わったらクルマで迎えにくるわ」

 「えっ、あ、はい…」
 美冴は唐突にそう言って、踵を返して休憩室を出ていった。


 

 わ、私ったらなんてことを……
 
 ドキドキしていた。
 休憩室を出ても興奮と心の疼きは収まらなかった。
 はじめは軽くからかってやろうと思っていただけだったのに、和哉のしどろもどろに動揺して慌ててる姿を見ていたら、心の奥に潜んでいた自分にも気づかなかったサディスティックな感情が湧き起こり、気がついたらこの展開へと進めてしまったのだ。

 まさか私の中にこんな気持ちがあったなんて…

 美冴はこんな展開になってしまった驚きと共に、これから迎えるであろう和哉との時間を想像し気持ちを昂ぶらせてしまう。
 
 あぁ、子宮が疼く…
 
 でも、どうしよう…

 
 
 
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