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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
44 蒼井美冴 ⑩
そうか、あの頃のキーちゃんと同じということは、それは、まさか、アレなのか…
また胸がザワザワしてきていた。
キーちゃんの顔が
和哉の顔が
佐々木課長の顔が
そしてその3人の不思議な目が、私の脳裏に浮かんでくる。
『先輩ぁぃ、ミー先輩……』
あの合宿の夜…
「もう、ミー先輩、洗濯ならわたしがしますからぁ」
夜、長野の菅平高原にある大学と共通の合宿所のランドリーでキーちゃんがそう声を掛けてきた。
高校最後のインターハイ予選の合宿をここ、菅平高原で行っていたのだ。
「えー、でも、やだよ、パンツもあるしさ…」
「そんな、ミー先輩のなら全然かまわないですよぉ」
「もうやめてよ、キモいなぁ、ま、もう洗い終わって乾燥待ちだし」
「えー、じゃあ、乾燥待ちの間、ちょっと外出ませんか」
ということで私達は合宿施設の裏山にある展望台に向かった。
うわぁ…
そこで見上げた夜空には真夏の満天の星空が広がっていたのだ。
東京の夜では見られない程の煌めく星々と、流れて行くような天の川銀河。
「すごい、きれい…」
私達は展望台の端の芝生の上に並んで寝そべり、この満天の銀河を見ていた。
あ…
隣のキーちゃんが私の手に触れてきたのだ。
「……………」
そして指を絡めてくる。
ドキ…
ドキ、ドキ…
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
絡めてくる指の感触に、感じる微かな指先の汗の湿りけになぜか急に胸がドキドキと昂ぶってきた。
「……きれいですね…」
彼女の声が微かに震えて聞こえる。
「う、うん…」
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ
胸の鼓動の高鳴りしか聞こえなくなってきた。
そして時折サーっと、真夏の高原の爽やかな夜風が吹き、スーっと頬を撫でてくる。
「ミ、ミー先輩ぁぃ…」
あっ…
不意に視線に彼女の顔の影が近づき、私の唇に熱く、湿った、柔らかな感触を感じ、そしてカラダに軽く乗ってきた彼女の僅かな重さと、体温を感じた。
キーちゃん…
そう、彼女がキスをしてきたのだ。
カラダが、胸が、心が、ゾクゾクと震えてくる。
ああ、どうしよう…
突然の彼女のキスにどうしてよいのか動揺してしまい、動けなくなってしまう
そうか、あの頃のキーちゃんと同じということは、それは、まさか、アレなのか…
また胸がザワザワしてきていた。
キーちゃんの顔が
和哉の顔が
佐々木課長の顔が
そしてその3人の不思議な目が、私の脳裏に浮かんでくる。
『先輩ぁぃ、ミー先輩……』
あの合宿の夜…
「もう、ミー先輩、洗濯ならわたしがしますからぁ」
夜、長野の菅平高原にある大学と共通の合宿所のランドリーでキーちゃんがそう声を掛けてきた。
高校最後のインターハイ予選の合宿をここ、菅平高原で行っていたのだ。
「えー、でも、やだよ、パンツもあるしさ…」
「そんな、ミー先輩のなら全然かまわないですよぉ」
「もうやめてよ、キモいなぁ、ま、もう洗い終わって乾燥待ちだし」
「えー、じゃあ、乾燥待ちの間、ちょっと外出ませんか」
ということで私達は合宿施設の裏山にある展望台に向かった。
うわぁ…
そこで見上げた夜空には真夏の満天の星空が広がっていたのだ。
東京の夜では見られない程の煌めく星々と、流れて行くような天の川銀河。
「すごい、きれい…」
私達は展望台の端の芝生の上に並んで寝そべり、この満天の銀河を見ていた。
あ…
隣のキーちゃんが私の手に触れてきたのだ。
「……………」
そして指を絡めてくる。
ドキ…
ドキ、ドキ…
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
絡めてくる指の感触に、感じる微かな指先の汗の湿りけになぜか急に胸がドキドキと昂ぶってきた。
「……きれいですね…」
彼女の声が微かに震えて聞こえる。
「う、うん…」
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ
胸の鼓動の高鳴りしか聞こえなくなってきた。
そして時折サーっと、真夏の高原の爽やかな夜風が吹き、スーっと頬を撫でてくる。
「ミ、ミー先輩ぁぃ…」
あっ…
不意に視線に彼女の顔の影が近づき、私の唇に熱く、湿った、柔らかな感触を感じ、そしてカラダに軽く乗ってきた彼女の僅かな重さと、体温を感じた。
キーちゃん…
そう、彼女がキスをしてきたのだ。
カラダが、胸が、心が、ゾクゾクと震えてくる。
ああ、どうしよう…
突然の彼女のキスにどうしてよいのか動揺してしまい、動けなくなってしまう