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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

250 グランドホテルで…
グランドホテルはこの街で一番の格式、規模のホテルであった。
だからこの街に訪れるVIP扱いの方々は、ほぼここに泊まる傾向がある。
そして私は午後6時、このホテルにタクシーで訪れた。
お盆関係のせいもあるのか、予想以上に駐車場も満杯に近い。
私はタクシーを降り、その駐車場を眺め『親戚の中でも偉いのが泊まってるんだろう…』
と、チラっと思う。
そしてホテルに到着前に律子には
『間もなく到着する』と、メールを送信していたせいもあってか、ホテルのロビーに律子が立っていた。
「あっ」
私はそのロビーにいる律子を見て驚いてしまう。
律子はホテルという事もあってなのか、フォーマルな濃紺に控え目な色使いの花柄模様の前ボタンのワンピースを着て立っていたのだが、なんと、その斜め後ろに、水色ベースのワンピースを着ているノンも立っていたのである。
えっ、ノンがいる…
「わたしもりっこさんに誘われて来ちゃったぁ」
するとノンは彼女らしく、明るく、にこやかな笑顔を浮かべてそう言ってきたのだ。
「はい、せっかくだからわたしがお誘いしましたの…」
続けて律子も穏やかな笑みでそう言ってきた。
「せっかくだからさぁ、ここのフレンチでもご馳走になろうかなぁってね」
ノンはVサインをしながらにこやかに言ってくる。
このホテルのフレンチレストランは有名なのだ…
「あ、うん、構わないさ」
私はそう応えるしかなかった。
「本当ぉ、でもぉ、お邪魔ムシじゃないのぉ…」
本当にノンは明るい。
「いえ、ぜひご一緒してください」
どうやら帰りのクルマの中でノンと律子はすっかり意気投合をしたようであった。
「席は予約してありますから」
そう律子は言い、そして三人でフレンチレストランに向かう。
「あ、あれっ、こっぺ…」
突然、そんな声がした。
「えっ、あっ、き、きよっぺ…」
なんと、そのフレンチレストランからきよっぺが、おそらく親戚関係と思われる数人と共に出てきたのである…
グランドホテルはこの街で一番の格式、規模のホテルであった。
だからこの街に訪れるVIP扱いの方々は、ほぼここに泊まる傾向がある。
そして私は午後6時、このホテルにタクシーで訪れた。
お盆関係のせいもあるのか、予想以上に駐車場も満杯に近い。
私はタクシーを降り、その駐車場を眺め『親戚の中でも偉いのが泊まってるんだろう…』
と、チラっと思う。
そしてホテルに到着前に律子には
『間もなく到着する』と、メールを送信していたせいもあってか、ホテルのロビーに律子が立っていた。
「あっ」
私はそのロビーにいる律子を見て驚いてしまう。
律子はホテルという事もあってなのか、フォーマルな濃紺に控え目な色使いの花柄模様の前ボタンのワンピースを着て立っていたのだが、なんと、その斜め後ろに、水色ベースのワンピースを着ているノンも立っていたのである。
えっ、ノンがいる…
「わたしもりっこさんに誘われて来ちゃったぁ」
するとノンは彼女らしく、明るく、にこやかな笑顔を浮かべてそう言ってきたのだ。
「はい、せっかくだからわたしがお誘いしましたの…」
続けて律子も穏やかな笑みでそう言ってきた。
「せっかくだからさぁ、ここのフレンチでもご馳走になろうかなぁってね」
ノンはVサインをしながらにこやかに言ってくる。
このホテルのフレンチレストランは有名なのだ…
「あ、うん、構わないさ」
私はそう応えるしかなかった。
「本当ぉ、でもぉ、お邪魔ムシじゃないのぉ…」
本当にノンは明るい。
「いえ、ぜひご一緒してください」
どうやら帰りのクルマの中でノンと律子はすっかり意気投合をしたようであった。
「席は予約してありますから」
そう律子は言い、そして三人でフレンチレストランに向かう。
「あ、あれっ、こっぺ…」
突然、そんな声がした。
「えっ、あっ、き、きよっぺ…」
なんと、そのフレンチレストランからきよっぺが、おそらく親戚関係と思われる数人と共に出てきたのである…

