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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 258 オスの欲望の叫び

「あんっ…」

 私は部屋のドアが閉まるなり、律子を後ろから抱き締め、ベッドへと倒れ込み、そしてその美しく、艶やかな唇を貪り吸っていく。
 その律子の唇から流れ込んでくる甘い唾液に、一気に心が蕩け、酔い痴れてしまう。

「あ…、はぁ…、うぅ…」
 吸い合う唇の端から律子の吐息が漏れてくる。
 そして腕が私の背中に回り、抱きつくかの様に絡まってきた。

 私は律子の体温、カラダの柔らかい感触を感じながら、心を震わせ、昂らせながら、夢中になって柔らかでなまめかしい舌を絡め、吸っていく。

 今、この瞬間、律子が愛おしくて堪らないのだ…

 逢える確率が殆ど無いのに、ダメ元でこの私の田舎に突然やって来た…
 そんな律子の熱い想いに。
 
 そして、私の生まれ育ったこの田舎と、この土地の空気を吸いたかったし、感じたかったから、とまで云ってきた…
 その律子の愛情と情愛の深さに。

 私の心はすっかり魅了され、夢中になってしまっていたのである…

「ああ、律子、りつこ…」
 心の想いが声に出てしまう。

「あ、はぁぁ、こっぺ、ぁはぁ、アナタぁ…」
 律子も喘ぎながら返してくる。
 そしてこっぺからアナタへと戻ってきた。

 ああ、いつもの、あの、律子だ…
 
 そんな律子の『アナタ』に心が震え、そしてこの『こっぺ』と『アナタ』という二つの呼び名に、一瞬きよっぺの姿が脳裏に浮かんできたのだが、律子の妖艶で欲情に濡れた瞳と視線が合った瞬間に、きよっぺの存在感は激しく昂ぶってきたオスの欲望に吹き飛ばされてしまう。

 ああ、早くっ…

 早く挿入れたいっ…

 ヤりたい…

 オスの欲望の思考がそう叫んでくる。

 そして怒張がギンギンに、猛々しく、脈打ち、震え昂ぶっているのを自覚したのだ。

 す、凄い…

 一体、この私の勃起力、精力はどこからきているのか…

 そう脳裏を過るのだが、ギンギンの疼きの昂ぶりに、そんな疑問も吹き飛んでしまう。

 ヤりたい…

 なんでもいから、この律子をヤりたい…

 この律子に挿入れたい…

 オスの本能の欲望は、もうそれしか
考えられなくなっていた。




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