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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 259 新たなフェチ的嗜好

 ヤりたい…
 なんでもいからこの律子をヤりたい…
 律子に挿入れたい…

「あぁ、アナタぁ…」
 私はその声に導かれ、ワンピースの前ボタンを一つずつ外していく。
 そしてボタンを外して上半身を脱がせていき、両腕をそのワンピースの上半身に絡めた状態に留め置いた。

「あ、んん…」
 律子はそう喘ぎながら身悶え、そしてこの状態に昂らせた目の輝きを見せてくる。

 これは、この前の横浜での夜に、律子が一方的に私のワイシャツを脱がせ、中途半端にボタンを外し、シャツの袖を絡ませて私の腕を拘束状態にした状況とほぼ同じなのだ。
 そして律子のその昂りの目は、その状況を、あの横浜の夜の私の姿を思い出した様であった。
 
 あの夜、私はこうして腕の自由を奪われて、律子にいい様に弄れ、イカされてしまったのだ…
 今、この律子の目には、そんな私の、あの夜の痴態が、あの弄られ悶え狂ったあの情景が浮かんでいるに違いない。

 そしてその痴態の喘ぎが、そっくり自分自身に今から返ってくるという…
 魅惑の快感への期待感が湧いているに違いないのだ。

「あ…あぁ…アナタぁ……」
 律子の喘ぎ声が震えている。
 
 私はそんな律子の上半身の自由を奪い、ゆっくりとその美しいうなじに、首筋に、唇を、舌先を、這わせていく。

「はぁぁん…」
 首筋から鎖骨にかけて軽く唇と舌先を這わせただけで、ビクッと震え、喘ぎ、身悶えてくる。
 なんとなく心なしか、上半身がしっとりとしてきたのを感じてきていた。
 そして私は、律子の胸元から漂ってくる甘い香りに酔い痴れながら、ゆっくりと首筋、鎖骨、肩周りの美しい曲線に唇と舌先を這わせていく。

 今日のプールでの日焼け止めローションを塗った時にも実感したのだが、どうやら私は『脚、ストッキングフェチ』に加えて『肩周りの曲線フェチ』にもなった様であった…
 どうにもこの前の横浜の夜から、律子のこの『肩周りの曲線』の美しさに心が魅了され、堪らない昂りに陥ってしまっている様なのである。
 この『肩周りの曲線』にワクワク、ウズウズと、新たなフェチ的嗜好の心が昂ぶってきているのだ。

 ああ、堪らない…

 なんて綺麗なんだ…

 撫でるだけでも、いや、触れるだけでも昂りを感じてしまい、唇や舌先を這わしたい衝動に駆られてしまうのである。

 


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