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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり

11 隠れた逸材…
「あのぉ、四谷でわたしの叔母さんがちょっとした居酒屋をやっていまして、そこ個室もあるしどうですか?」
すると越前屋さんがそう言ってきたので、午後7時にそのお店で面談を兼ねての夕食をするという事に決まったのである。
そしてわたしは越前屋さんからその彼女の簡単な履歴書を手渡され、それに目を通していく。
うわ、凄い経歴じゃない…
わたしはその履歴書を見て驚いてしまう。
伊藤敦子25歳
神奈川県横浜市出身
早稲田大学商学部卒業
日商簿記検定2級
英語検定準1級
秘書検定2級
ライフプランナー
ファイナンシャルプランナー…
等々、その他ビジネス系の資格を数個取得
うわぁ、美冴さんみたい、いや、資格の数でいうと美冴さん以上だわ…
そう感嘆してしまっていた。
こんな優秀な人材を、女性だからといって蔑ろにする…
本当に最低な社風である。
『わたしと同じに総合職だったんですがぁ、どんどん閑職に追いやられてしまってぇ、とうとう我慢できずに辞める事になったんです…
そしてあの吸収合併騒動は退職に伴う有給消化中であったから、リスト漏れしてしまったんです…』
越前屋さんはそう言い加えてきた。
それを聞く限りリスト漏れの理由も納得だし、相当な隠れた逸材かもしれない…
それに、あの会社は優秀であればあるほど女性は虐げられていた様だ…
と、大原本部長から訊いていたから。
そして時刻は午後6時になろうとしていた…
「じゃあ、今日は終わりましょう…
で、皆さん、9連休を事故の無いように楽しんで過ごしてください…
そして連休明けから本格的にこの
『準備室』も稼働しますから、よろしくお願いしますね…」
わたしはそう簡単に言葉を掛けて、解散を促した。
こんな日はより早く終業するのが一番なのである…
そしてわたしはさり気なく蒼井美冴さんに目を向ける、と、さっそく健太が近寄っていった。
ふうん、二人はこれからデートかぁ…
大原本部長がゴルフでいない今、少し羨ましく感じてしまう。
「ゆかり室長、じゃあお願いしまぁす」
すると、越前屋さんがそう声を掛けてきたのだ。
その顔には満面の笑みを浮かべていた。
そうそう、わたしは仕事なのだ、面談だ…
「あのぉ、四谷でわたしの叔母さんがちょっとした居酒屋をやっていまして、そこ個室もあるしどうですか?」
すると越前屋さんがそう言ってきたので、午後7時にそのお店で面談を兼ねての夕食をするという事に決まったのである。
そしてわたしは越前屋さんからその彼女の簡単な履歴書を手渡され、それに目を通していく。
うわ、凄い経歴じゃない…
わたしはその履歴書を見て驚いてしまう。
伊藤敦子25歳
神奈川県横浜市出身
早稲田大学商学部卒業
日商簿記検定2級
英語検定準1級
秘書検定2級
ライフプランナー
ファイナンシャルプランナー…
等々、その他ビジネス系の資格を数個取得
うわぁ、美冴さんみたい、いや、資格の数でいうと美冴さん以上だわ…
そう感嘆してしまっていた。
こんな優秀な人材を、女性だからといって蔑ろにする…
本当に最低な社風である。
『わたしと同じに総合職だったんですがぁ、どんどん閑職に追いやられてしまってぇ、とうとう我慢できずに辞める事になったんです…
そしてあの吸収合併騒動は退職に伴う有給消化中であったから、リスト漏れしてしまったんです…』
越前屋さんはそう言い加えてきた。
それを聞く限りリスト漏れの理由も納得だし、相当な隠れた逸材かもしれない…
それに、あの会社は優秀であればあるほど女性は虐げられていた様だ…
と、大原本部長から訊いていたから。
そして時刻は午後6時になろうとしていた…
「じゃあ、今日は終わりましょう…
で、皆さん、9連休を事故の無いように楽しんで過ごしてください…
そして連休明けから本格的にこの
『準備室』も稼働しますから、よろしくお願いしますね…」
わたしはそう簡単に言葉を掛けて、解散を促した。
こんな日はより早く終業するのが一番なのである…
そしてわたしはさり気なく蒼井美冴さんに目を向ける、と、さっそく健太が近寄っていった。
ふうん、二人はこれからデートかぁ…
大原本部長がゴルフでいない今、少し羨ましく感じてしまう。
「ゆかり室長、じゃあお願いしまぁす」
すると、越前屋さんがそう声を掛けてきたのだ。
その顔には満面の笑みを浮かべていた。
そうそう、わたしは仕事なのだ、面談だ…

