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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 40 指先…(3)

「あっ…んん…」
 わたしはそのクリトリスに触れた瞬間に、ビクンとカラダを震わせてしまう。
 そしてそのクリトリスから全身へと快感の電流が走り抜けてくる。

 そんな指先の腹の柔らかい刺激に、肉芽といえる小さく、固く、コリっと勃起したクリトリスがムズ痒い様な、ムズ気持ち良い様な、そんなゆっくりとした快感に震えていく。
 そしてそのクリトリスの刺激の昂ぶりと共に、ウズウズと子宮が疼き始め、膣の肉が刺激を求めて泣き始めてきた。

「あん、はぁ…んん…」
 喘ぎが漏れてしまう。

 そして閉じた目の裏に彼の、浩一さんの、あの優しい笑顔が浮かんできていた。
 その笑顔に心が揺れ、震えてくる。

 ああ、浩一さん…

 わたしは彼の姿を想い、まるで彼にグリグリとクリトリスを弄じられている想像をしながら更に強く刺激していく。
 そしてウズウズが、ズキズキと、快感の疼きの昂ぶりへと変わってきていた。

 ああ、もっと、もっとぉ…
 瞼の裏では、彼の舌先がクリトリスを舐めていた。

 そしてその快感の昂ぶりに、膣が、硬くて熱い彼の肉棒の感触を、刺激を欲して泣いてくる。

 ああ…

 ああ、欲しい…

 彼の硬くて熱い怒張の肉の感触が欲しい…

「はぁ、はぁぁ…」
 一瞬、脳裏には、元旦那の忘れ物といえる『バイブレーター』が浮かんだのだが
 今夜はあくまでも明後日の夜の前戯なのだ…
 との想いが浮かび、その欲望の衝動を必死に我慢する。

 そして右手の人差し指の指先の腹でクリトリスを撫で、弄りながら、左手の人差し指と中指の二本の指先をゆっくりと秘穴といえる膣の中に挿入れていった。

「はぁ、う、んん…」

 そしてその二本の指先で中を掻き回していく。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぅん、んん、んぁぁ…」
 電流の様なクリトリスの快感と、痺れる様な膣肉の壁の快感に子宮が震え、泣き始めてきた。

 はぁぁ、浩一さぁん…
 心の中で彼の名前を叫ぶ。

 そしてその自らの二本の指先は、彼の怒張の化身となったのである…






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