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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
  39 指先…(2)

「あぁ…」

 あぁ…

 浩一さん…

 心もカラダも疼いてきていた。

 その疼きを消したかった、いや違う、カラダの快感を心が求めているのだ…

 最後に抱かれてからその後、紆余曲折な流れではあったし、未挿入ではあったのだが武石健太との過去の関係を打ち消す為に、そしてパワーバランスを保つ意味もあって健太と寝た。
 抱かれてはいなく、抱いたのである。
 だが、その夜のカラダの疼きは治まらずに自ら慰め、そして鎮めたのだ。

 その後、彼、浩一さんと逢瀬の一夜を共に過ごし、お互いに愛して、愛されたとはいえたのだが、予想外の生理の訪れに抱かれはせずに、どちらといえば健太との夜と同じ様に彼を抱いた…
 そして彼を愛し、イカせた。

 その夜は確かに心は満たされたのだが、それ以降はお互いに多忙となり、わたしのカラダの疼きは満たされてはいない。

 そして今夜…

 思わぬ流れで越前屋さんの想いにより、彼への恋慕が募り、昂ぶり、そしてこの電話での彼の甘い言葉と声の艶気に心が震え、濡れてしまい、疼きが昂ぶってしまっていた。

 だから自ら慰めるしか、いや、自ら慰めるのが自然といえる…

 この前の自慰行為は、少し心の中にうしろめたさが生まれたのだが、今夜は全く心に抵抗感は無い。

 明後日の夜には彼は帰ってくる…
 そして『飛んで…』来てくれてわたしを抱いて、愛してくれるのだ。

 今夜の自慰行為はいうなれば、明後日の夜の前戯に値する…

 わたしは腰を浮かしてショーツを脱ぎ、そして欲情の熱に腫れたかの様にぷっくりと充血し、膨らんでいるヒダの合わせ目に、指先を導いていく。

 そのヒダの合わせ目からは愛の蜜が涎を流しているかの様に垂れてきていた…

「あぁぁ…」
 わたしは自らの指先の感触の快感に震え、声を漏らしてしまう。

 あぁ早く…

 早く感じたい…

 あの敏感なアソコをグリグリと…

 グリグリと弄り廻したい…

「あ…ふぅ…ん…」
 人差し指の指先でヒダの割れ目をゆっくりとなぶり上げ、そして上の奥に隠れている最も敏感で、わたしの快感のスイッチであるクリトリスに触れていく。

「あっ…んん…」
 わたしはそのクリトリスに触れた瞬間に、ビクンとカラダを震わせてしまう。

 そしてそのクリトリスから全身へと快感の電流が走り抜けてくる…




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